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女性が行政書士で独立したときの不安の克服方法

私が行政書士として独立した時に感じた不安は
いろいろありましたが、
中でも特に心配だったことは
「依頼された仕事が自分にできるのか」
「お客さんがお金を払ってくれるのか」
「家庭と両立できるのか」
ということでした。
この3つの不安にどう対処したのかを
簡単にお話します。


1)依頼された仕事が自分にできるのか

依頼された仕事が自分にできるのかという不安は
行政書士の仕事でなくても、初めての仕事を行う上では
必ずあることだと思います。
ただ、通常、会社で会社員として仕事をする場合は
教えてくれる先輩や相談できる上司がいますが、
行政書士として独立開業した場合にはそうはいきません。
仕事のすべてを1人でこなさないといけないというプレッシャー、
仕事の性質上必ず許認可を取らなければならないという責任、
疑問点を相談する相手がいないという不安があります。

最近では各行政書士会が、
行政書士を開業したての新規入会者向けに、
建設業許可などの各業務の書類作成の仕方などの
研修を行っています。
こういう研修に積極的に参加するのもよいでしょう。
また、資格の学校等で有料で新規開業者向けの研修会を
行っているところもあります。
ほかにも、建設業の許可申請の手続きであれば、
各地方自治体のホームページで手引きを見る
ことで必要書類や書式などを確認することができます。
許可の手引きは初心者にもわかりやすくできていますし
記載例なども書いてあるので、時間があるときに
見ておくと勉強になると思います。

私の場合は、行政書士向けの研修に積極的に参加したり
役所の窓口などに行って手引きをいただいてきたり
ほかの行政書士事務所のホームページを見たりして
いろいろな業務に対応する知識をつけていくことで
不安を解消するようにしました。


2)お客さんがお金を払ってくれるのか

これはどういう意味かといいますと、
お金を請求するという行為を経験したことがなくて
どうやっていいのかわからない、ということです。

仕事の依頼があったら見積もりを出して
お客さんの予算に合えば受注できるという
流れはなんとなく理解できているのですが、
具体的にはどうすればいいんだろう?

こちらが請求した金額をきちんと払ってもらえるのか
値切られたりしないだろうか、という不安、
いやそもそもいくら請求したらいいのかわからない、
さらにお金の話をどのタイミングでしたらいいのか
わからないという疑問がわいてきました。

お金の話をするのは苦手に感じる方も多いようですが
お客さんの興味は
必要な許認可を取るにはどのくらいの期間がかかって
どのくらいの費用がかかるのか
ということなので、
行政書士の報酬もきちんと決めて
すぐ答えられるようにしておく必要があります。

行政書士の報酬額は大昔は各行政書士会が決めており
一定の金額でしたが、
これがカルテルに該当すると指摘されたことで
行政書士が自由に決めていいということになった
という経緯があります。
そのため、今でもどの行政書士も大差ない
横並び料金になっているようです。

ただ、このもともとの報酬を決める基準は
1時間の請求金額をいくらと決めて、
標準的な労働時間をかけて計算している
ということがわかりました。

そこで私は1時間の時給を5000円
初めての業務の場合は3000円、などと決めて
書類作成などにかかる時間を見積もり
報酬を決めるようにしました。

報酬が決まるとお客さんに回答するのも
報酬の話をするのもスムーズにできるようになりました。

ちなみにお客さんのお問い合わせには
・その許認可をとるための条件
・その許認可の標準処理期間
・その許認可の申請手数料と当事務所の報酬
の順番でお話するようにしています。


3)家庭と両立できるのか

今までの2つの不安は男女関係なく感じるところだと
思うのですが、3つ目の不安は女性特有のものでしょう。
とくに結婚して家庭を持つ女性は気になるところですよね。

これは私にとってはそんなに難しいことではありませんでした。
というのは私の母も会社を経営しており、
私の叔母もすし店を自営しており、
私の祖母は農業をしており、
身近に家庭と仕事を両立している人たちを見て育ってきたからです。

これら先輩方はどのように仕事と家庭を両立しているかというと
そもそも仕事と家庭を分けて考えていないのです笑

仕事を家庭に持ち込むなという考え方は
サラリーマン特有のものであり
自営業者にはあんまりない概念なのですね。

仕事も家事も自分が責任を持っていなければならないことであり
自分がやるしかないのです。
区別する必要ありますか?

ということで、
仕事の支払いで銀行に行くついでに
自分たちの夕飯の買い物をしてきたり
夕飯の後に自宅のパソコンで書類の作成をしたり
もう全く気にせずやるようになりました。

もちろん仕事をすることに対して家族の協力は必要ですが、
このように公私混同することで特に問題は感じませんし
むしろ家族との時間が作れるようになるので
これはこれでひとつの解決方法だと私は思っています。
以上、私が開業時に感じた不安とその克服方法を書きました。
少しでもこれから開業するあなたのお役に立てればうれしいです。


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