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行政書士の開業で失敗しないための5つのポイント

これから開業する方には私のような失敗をしてほしくないので、
実際に私が行政書士の資格をとり開業したという経験からわかったことを
5つのポイントにまとめてみます。


【1】行政書士試験と実務は別

行政書士試験に合格し、行政書士の資格をとるために、憲法、民法、行政法などの勉強をしたと思います。

しかし、その勉強は、行政書士の実務に直結するものではありません。

実は私がこのことに気がついたのは行政書士試験合格後でした。
私が開業した16年前は、資格試験の対策教材や学校では、その点は教えてくれませんでしたし、
体験記などのブログにもそういうことは書いていませんでした。

特に私は民法が本当に苦手で、合格点をとるのにとても苦労したので、開業するなら民法と関係ない分野にしようと思っていたほどでした。

そこで、実は試験の科目がそこまで実務に必要ではないとわかり、
安心したことを覚えています。
試験勉強が苦手だった人は喜んでいいところですよ笑

行政書士の主な業務は、建設業許可申請や、風俗営業許可申請など、日本でビジネスをするために必要な許認可申請書類の作成です。

許認可申請書類とは、ひとことで言うと、許認可を受ける条件が申請者に揃っていることを証明する書類です。

許認可を受ける条件は法律に規定されており、規定の許認可申請書に内容を記載することで、申請者が諸条件をクリアしていることがわかるようにできています。

ということは、許認可の条件を法律から読み取ることができて、その条件をクリアしていることを書類で証明するにはどうしたらいいのか、がわかれば、行政書士の実務はできます。

これには少し訓練が必要ですが、慣れてしまえば難しくはありません。

行政書士試験の勉強を通して法律の読み方はわかっていると思いますので、そういう意味では試験勉強は少しは役に立つのかもしれませんね。


【2】マーケティングが必要

行政書士事務所を開業して看板を出し電話帳に電話番号を掲載しただけでは、まず仕事の依頼は来ません。

いまどきレストランでも、新規開店しただけではお客さんは来ません。

自分がお客さんの立場だとしたら、少なくともどんな食事を提供してくれていくらなのかなどわかっていないと、こわくてお店に入れませんよね。
それにお腹がすいていなければそもそもレストランに行こうと思わないし、自分で料理して食べてもいいわけです。

こういうことすべてに勝てるような理由がないと、わざわざその店を選ばないですよね。

行政書士事務所も同じです。
お客さんがあなたの事務所の存在に気づいてくれ、依頼をしてくれるまでのルートを作らないといけません。

そのためにはマーケティングが必要になります。

資格を取って独立すれば仕事があると思っている人は気を付けましょうね。


【3】ホームページが必要

あなたの友人が、行政書士を探している人に、あなたの事務所を紹介してくれたとします。
紹介だとしても、どんな人なのか、まずはネットで検索してホームページを見ることはあり得ますよね。

いまどきプロとして仕事をしている人がホームページもないなんて、ちょっとどうかと思いませんか。

紹介ではなくても、行政書士事務所をネットで検索して依頼する人も多いと思います。

これから行政書士事務所を開業する方にはホームページは必須だと思います。

このことは私は初めからわかっていたので、独立してすぐにホームページを作りました。

その効果は大きかったと思いますよ。


【4】コミュニケーション能力

行政書士に許認可申請手続きを依頼しようと考えた人から電話でお問い合わせが来て、会ってお話しすることになりました。

面会で相談を受ける時に必要になるのが、コミュニケーション能力です。

当たり前のことですが、会話ががかみ合わないと依頼してもらえる確率は低くなります。

開業してすぐは、お客さんから難しい質問されて答えられなかったらどうしよう?などと考えてしまいがちですが、それより大事なことは、お客さんの話をよーく聞くことです。

以前あった例でいうと、お客さんは古物商の許可をとりたい、と言ってご相談に来たのですが、よく話を聞いてみると、海外で買った中古品を日本に持ち帰って販売するとの話でした。そしてその場合は、実は古物商の許可は必要ないのです。

こういうケースはたまにあります。

お客さんが本当にしたいことをするためにはどういう方法があるのかをアドバイスできるようになるといいですね。


【5】会計の知識が重要

事務所を経営していくわけですから、売上をあげるのはもちろんですが、コスト管理もしていかなくてはなりません。

例えば行政書士会の会費が月に7000円、家賃10万円の事務所を借りて、月に15000円でコピー機をリースして、電話代や交通費などなど必要経費を考えると、月にいくら売上が必要かわかりますよね。

ざっくりでもいいので、開業前に簡単な事業計画を作っておくといいと思います。

もちろん、1年間たったら、行政書士事務所の確定申告をする必要があります。

これは税理士さんなどに依頼することもできますが、ある程度の会計知識は必要です。

行政書士のお客さんになる方は経営者が多いです。

そういう方たちとお話しする場合にも会計知識は役に立ちます。

また、建設業許可の業務のなかで、1年間の事業報告書を作成する業務があり、会計の知識が必要になります。

私は会計についてはあまり知識がなかったので、行政書士試験に合格した後、簿記の勉強をして日商簿記の3級をとりました。

簿記の勉強はしておいて良かったと思うことが多いです。


以上が、私が考える、行政書士を開業して失敗しないための5つの方法です。


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